三脚という手段を使えば安定したショットを撮影できることは当然です。しかし、三脚を使用しての撮影は、誰もがどこにでも三脚を持ち運べるわけではなく、セットするのにも時間がかかるためかなり制限されてしまいます。そのため、ハンディカメラで撮影している間は、その場面場面で適用できるようでなければいけません。しかし、何が必要だというのでしょう。必要なサポートがない場合、今からご紹介する10のヒントがスムーズで安定したビデオを撮影する手助けになるかもしれません。

手ぶれ補正は可能な限り活用すること

ハンディビデオで撮影をするたびに、最初に確認すべきことは、カメラが光学式の手ぶれ補正かオプションの手ぶれ補正であるかです。その機能がカメラについているのであれば、確実にオンにしてください。撮影者が起こす大きなブレを補正することはできませんが、水平にしたり、カメラの若干の動きの一部をカバーするのに役立ちます。スムーズなハンディビデオの動画になるよう多少の安定性を加えます。

正しい姿勢で実践

体をきちんとサポートできる正しい姿勢であれば、三脚の役割を果たします 。覚えておくべき最も重要なことは、足を肩幅に広げてキープし、広いスタンスを取り入れ、安定性を十分に保てるように膝をすこし曲げることです。足幅をかなり狭めて立ってしまうと不安定になり、体が揺れてふらつくため手ぶれにつながります。全ての行動が動画の動きとして表れてしまうことを覚えておいてください。そのため、足から足への体重移動をしないように気をつけてください。

カメラは体の近くをキープすること

体の重心にカメラを近づけて構えると手ぶれを抑えられるので、撮影の質が高まります。そのため、肘を体の側面にひっつけて腕一本でカメラを固定し、もう一方はレンズへ。そこでカメラを動かしたい場合は、腕を動かす代わりに足と胴体を動かします。腕はいつも同じポジションを維持してください。腕を動かせないショルダーリグのグリップとして考え、ポジションを変えたいときは、体のポジションごと変える必要があります。

安定した呼吸を

撮影の開始から最後まで息を止めようとはせず、 単純に安定したスムーズな呼吸を心がけることが重要です。 呼吸を長い間止める間違った人もいますが、息を吸う際にはっと息をのむとそのせいでカメラにかなりのぶれが生じるため、普通に呼吸をしているのと比べると動画が台無しになってしまいます。

接触点の数を増やす

カメラを構えた時に、いつも両手は体とカメラの間の2つの接触点になります。接触点を増やすことは動画の手ブレの量を減らす大きな役割を果たすのです。そこでカメラストラップの出番です。ストラップを使用することで接触点の数が2から3へ増え、これでもっとぶれもなくなり安定してくるでしょう。ストラップをきちんと使うために、首にかけてできるだけ遠くでカメラを構えます。ストラップを短くしたいのであれば、維持できるくらいなるべくストラップが張るようにしてください。

カメラレンズの広角を使用する

可能な限りカメラレンズの望遠ではなく広角で撮影するようにしてください。レンズの焦点距離が遠いほど、動画に呼吸でも手ぶれがわかるほどのぶれが生じてしまします。なるべく広角にして対象物に近づくようにすれば、わかるような手ぶれは少なくなります。

撮影を開始したら調整はしない

ズームやその他の機能の調整をしようとカメラ本体やレンズに手をかけるときはいつも、必然的にぶれが生じてしまいます。そのため、撮影前にお好みの機能に設定しておくのがベストです。クローズアップショットを取らなければいけない場合は、カメラのレンズをズームイン・アウトする代わりに対象物へ近づくようにしてください。

ムービングショット

ハンディビデオで撮影するときは、いつも穏やかにで単一の位置から撮影できるとは限りません。時にはベストアングルで撮るために動きまわらなければいけないこともあります。そのよう場合、スローモーションで立ちまわったり、ゆっくりとスムーズで軽やかに、時には手ぶれを利用してステップを踏む場面を想像してください。手持ちの撮影環境でムービングショットを撮るヒントをいくつかご紹介します。

  • ドリー撮影 –数インチ前に片足をおき、もう一方を後ろにおきます。背中を後ろの足に体重を預けて撮影を開始します。その際に、体全体を前にある足にかぶさるまで移動します。
  • パン撮影 –撮影の終了ポイントに足を向けて、上半身を撮影の開始したい場所にねじります。そして、撮影を開始し、上半身が足の向いている位置へ戻るまで徐々に体を戻してください。

ドリーとパン撮影の例

必要に応じて自分を固定する

三脚を持っていないからといって、環境を利用しない手はありません。カメラを置けたり、体をサポートできるような何かを探しましょう。例えば、手でカメラを構える際に肘をおけるようなベンチやフェンス、 または体重を支えられるようもたれられる壁や街灯を探してください。 他のサポートがあれば上半身をリラックスさせられます。そのため、余計な筋肉を使わないで済むのでぶれが減り、安定したショットを撮ることができます。

習うより慣れよ

最初の試みでハンディビデオを完璧に撮れる人はいません。定期的に練習時間をとるようにすれば、テクニックを向上させられるでしょう。一番撮りやすいポジションを見つけるために色々なポジションでカメラを構えて試してみてください。そして、長時間そのポジションで練習してみましょう。また、全てのカメラの動きを絶えず使えるような完璧なビデオ撮影スタイルを習得するために、カメラを構えながら歩いたり、傾けたりパン撮影のように動く練習をしてみましょう。

これで良いハンディビデオ動画を作成するのに必要な10のヒントがわかりましたね。外へ出て撮影をしに行きましょう。そして、あらゆる変化を練習し続けてください。正しい撮影方法でとった作品は、三脚を利用して撮るよりもっと複雑なものかもしれませんが、結果を見ると忘れられないものになりますよ。

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