2015年2月、今月まずご紹介するのはクリエイター名「Dualstock」のディエゴ・セルボ (Deigo Cervo)さんとロベルト・フマガリ(Roberto Fumagalli)さんです。
ディエゴ・セルボさんは、Dualstockを結成する前から素材の写真家でした。ロベルト・フマガ リさんは、フォトジャーナリストと旅行写真家をしていました。
ロベルト・フマガリさんは、キューバに関する本を2006年に、またキューバ、北朝鮮、イランを 旅行した本を2013年に出版。2008年に写真家ディエゴ・セルボさんと出会いました。
たまたま、二人は誕生日が同じであることに気がつき、Dualstockを結成。その作品はすぐに評 判を呼びます。
以下、二人にインタビューしました。
モーションエレメンツ:どのようにして一緒に仕事をすることになったんですか?
**ロベルト:**ディエゴがVIDEO市場に参入することを考えていたんだ。今がその時だとね。やってみ る価値がある、と。その読みは正しかった。
**ディエゴ:**二人で最初に撮った動画は、プロが使うようなカメラも無く、事務所の地下室で撮った んです。その撮影の舞台裏を映像で見せたかったなぁ。どんな風に始めたか言葉よりずっと分かる からね。
モーションエレメンツ: 現在はどのような仕事に力を入れていますか?
ディエゴ: モーションエレメンツのライブラリーに動画をたくさん増やすことを中心にしていま す。商用の写真撮影や企業ビデオ制作もしていますけどね。
ロベルト: 僕は動画素材が中心だね。この前3ヶ月間旅行したカンボジアの短編作品集も作ってい ます。(下にリンク)それからイタリアのアフリカ難民のドキュメンタリーをもうすぐ作り始めま す。カメラマンとしては広告写真の撮影も続けていますよ。
モーションエレメンツ: 仕事していて一番楽しいのはどんなことですか?
ロベルト: 自分の好きなように時間を使ってプロジェクトを進められること。
モーションエレメンツ: 二人で一緒に仕事をする理由はなんでしょう?
ディエゴ: 親友だし一緒に働く事自体が好きなんだ。ケミストリーが合うんだね。仕事の都合で 別々になることもある。(今、ディエゴは中米、ロベルトはイタリア)でも、物理的な距離は障 害にならない。国境を越えてもチームとして働いて、まるで隣の家に住んでるようにいられるんだ。
モーションエレメンツ: あなた方の作品は人物をテーマにしたものが主ですが、どうやってモデル を見つけるんですか?それから、モデルの使い方について経験談を少し話してくれますか?
ディエゴ: 僕たちはプロのモデルを使うこともあるし、アマチュアに頼むこともある。モデルエー ジェンシーに依頼したり、ネットで見つけたりする。友達や親類が映像に入ってくることもある。 自分たち自身もね。
動画のテーマによってはその道のプロだけを使うこともある。例えば、バイオテクノロジー研究所 の撮影とか、ロジスティック施設の撮影とかね。でも、ほとんどの場合は、モデルに「その道に 詳しい振り」をしてもらうんだ。
ロベルト: 実際の撮影の現場には、いつもその道のプロに立ち会ってもらうことにしている。お店 のオーナー、研究所の職員、工場の責任者とかね。モデルが不自然な事をしないようにとか、本 物らしく動くようにアドバイスをもらうんだ。例えば、ギター楽器店で歯医者さんを撮影した動 画なんかがそれだね。
ディエゴ: 誰かに手伝いを頼む時は、「絶対に楽しいよ!」と説得することだね。これは効きま す。
モーションエレメンツ: お気に入りの撮影機材は何ですか?
ロベルト: 今はCanon EOS C100 Mark II と the Sony X70。どちらも気に入ってます。
ディエゴ: 僕はSony DSLRs を動画にも静止画にも使ってます。(A7R and A7S) 持ち歩いて4Kの 動画を撮影するのにはSony AX100です。
モーションエレメンツ: 一年後は何をしていますか?
二人: Dualstockの仕事は堅実に成長しているし、今後数年はこのまま順調に行くと予想していま す。4Kの仕事も始めたし、そこらへんが私たちの未来かな。
Dualstock ディエゴ・セルボさんとロベルト・フマガリさんは、イタリア、ミラノ在住。 作品をモーションエレメンツのライブラリに投稿する他にも、ロベルトさんはフォトジャーナリ ストと旅行写真家、ディエゴさんは写真家としても活動中。 ロベルト・フマガリさんの写真集はご自身のウエブで見ることができます。rfphoto.it ロベルト・フマガリさんのビデオ・プロジェクトについてはこちら。http://vimeo.com/112047361* と http://vimeo.com/113002902.*