モーションエレメンツの登録クリエイター ‘effect’は香港に拠点を置いています。ジャクフィ・チェ(Jacffy Che)は香港ポリテクニック大学で芸術・デザインの学位を取得してから2002年に3Dアニメーションのプロダクションで働き始めました。2009年にはRealCG Animation Studioを設立し、3Dアニメやストック動画の制作に携わっています。

 

そして今、10年以上のTVCF制作や映画制作の経験を経て、ジャクフィは主にクライアント又は自身が制作したストック動画に様々なプロフェッショナルレベルの粋な効果を加えたり加工したりするチームを率いています。今回のインタビューではそのチームのクリエイティブ・デザインの中身を少しだけ教えて戴きました。

 

0415-RealCG_375x400モーションエレメンツ: こんにちはジャクフィ。まず、ストック動画をどのように販売し始めたのか、話してもらえますか?

ジャクフィ・チェ: 2009年、親友のEnders Tseがストックイメージのウエブサイトを教えてくれました。彼はアートディレクターでストック写真の販売に長い経験があったんです。それで私はロイヤリティフリーというコンセプトについて知るようになりました。

まず試しに3Dの静止画像をいくつか売ることにしました。ストック動画もいずれ将来的にはトレンドになると考えていました。ビデオ制作の効率をあげるからです。だからストック動画の制作と販売もすることにしました。

モーションエレメンツでストック動画を売り始めたのは2011年ですが、いまでもその時のことをよく覚えています。他のサイトでもいくつかの場所で販売はしていたのです。でも、多くのサイトは動画のカテゴライズにあまり深い考えを持っていませんでした。モーションエレメンツはその点、メディアの売り方についてプロフェッショナルのセンスを持っていて、素材のアップロード方法もユーザーフレンドリーに作られているので私のお気に入りのサイトになったのです。

ME: それは有り難うございます!経験のあるクリエイターから戴ける賛辞としてとても嬉しく思います。 それでは次にあなたの会社RealCG Animation Studioについて聞かせてもらえますか?あなたはどんな仕事をしていて、何人くらい働いているのですか?

JC: 私はアニメーション・ディレクタです。ひとつのプロジェクト毎に3〜5人が配置されてチームを作ります。それのリーダーです。アニメーションの制作はまず市場調査から始めます。どんなアイデアのどんなビデオを作ったらいいのか、ヒントを探るわけです。そして次にアニメーション・ディレクタが作品のムードやスタイルというものを決めていきます。最後に3Dアニメーターとグラフィックデザイナーが作品に仕上げる、という工程です。

ME: それでは今取り掛かっているものは何ですか?

JC: 今はいくつかの3D アニメーションとモーショングラフィックフッテージを制作しています。もうすぐお見せできますよ!

ME: 制作のアイデアはどこから得ますか?最大のミューズは誰/何ですか?

JC: 既存の人気のあるものには目を向けないようにしています。いつも自分たちに問いかけているのは「まだやっていないものは何か?」です。そしてもっと重要なのは「ビデオプロデューサーが欲するフッテージとはどんなものか?」です。だから私たちはそれまで市場に無かったものやクライアントにとってもっと役に立つものが作れるのです。制作の目的は、ストック動画の既存のバイヤー向けのものを作るのではなく、まだストック動画というものを経験していな「潜在顧客」を開拓することです。

アイデアは雑誌の広告やTVからも得ます。面白いなと思うコンセプトを見つけたら「シンプルなほどより良い」という事を頭に入れて、「バイヤーがもっと使いやすいもの」を作ることを心がけているのです。

ME: 仕事上でもっとも楽しいと思うことはなんですか?

JC: 常に革新的でプロフェッショナルにアイデアを動画制作に取り込むよう努力しています。ストック動画だけではなくビデオプロダクションの顧客に対してもです。制作には地元香港の様々な広告会社と協働します。ネットでストック動画を販売する経験からエンターテイメント用途の動画ニーズを再認識しました。ここ数年、いろいろな人たちから問い合わせを戴きました。私たちのクレジット付きのクリップをネットで見たというバイヤーの方もいるし、 色々な国の娯楽映画会社から引き合いがあるのです。ロンドンの劇場組合からわざわざやってきてくれた人もいるし航空安全のためのドキュメンタリー制作会社の人もいるし南カルフォルニアにある大学のミュージシャンもいました。ある非営利団体が私たちの作品を使ってくれたことにも驚きました。

私たちの動画が広告業界のみでなく様々な場所や文化へと広がって伝わっていくことは大きな意味があります。ストック動画を売ることは今では異なる文化を探検するひとつの方策になっています。そこから更に多くのインスピレーションを得ているのです。知らなかった色のトーン、お祭り、物、そんな色々なものから。

ME: モーションエレメンツに登録している中でお気に入りのものはどれですか?その理由は?

J: これです: ‘The Falling of Casino Chips Animation’

私のストック動画制作の気持ちを反映しているのです。どのクリップも私たちがイトック動画市場に投じた金の賭け札のようなものです。いろいろなものに賭けていますがどれが当たるのか、時間だけが教えてくれます。これらの動画クリップは、みんな私たちの会社の大切な財産です。

MotionElements Stock Footage

ME: いま、ドリームブロジェクトがひとつだけできるとしたら、どのソフトウエアを使いますか?

J: Maya と After Effects。

RealCGの作品集はこちらからご覧戴けます effect’s MotionElements Artist Page.

RealCGのサイトはこちらです www.realcgmedia.com.