Lynne Publishing は英国イングランドで“Lynne Publishing Ltd”として2000年に設立された会社です。設立者の Bjorn Lynne さんは、1999年からとっても小規模にストック音楽の仕事を始めました。それ以前には、Bjornさんはビデオゲームや独立系映画製作会社からの依頼に応じて音楽を作曲したりしていました。

その間にも、彼は自分の音楽作品をライセンス供与する方法はないものかと考えていましたが、それはネットで「ロイヤリティフリー音楽」というものにある日出会って、そのコンセプトが自分の求めていたものと一致していると感じたのです。自分の才能を収入に結びつける新しい方法はこれだ、と。

何度も色々なことを経験しましたが、彼の会社Lynne Publishingは今では100人を越えるミュージシャンと契約し、30,000点を越えるオーディオトラックをライセンスするまでになりました。その道程を伺ってみましょう。

MotionElements: こんにちは Bjorn! インタビューに時間を取っていただき有り難うございます。まず、どのようにこの仕事をするようになったのか、聞かせてください。

Bjorn Lynne: 最初は自分の音楽だけをロイヤリティフリーで販売するシンプルなサイトを作りました。自分で自由に作曲したものだけを載せたんです。トラックのカテゴリを分けて「コーポレート」を10曲、「ポップ」を10曲、「ソフト」を10曲、とそんな風にね。そのサイトはまったく静的なHTMLで、自分でしょっちゅう更新作業をしなければなりませんでした。その度に新しい音楽トラックを追加していったんです。それはまったく手のかかる非効率的なやり方でしたが、買ってくれる人たちが現れたのでこれはビジネスになる、続けてみよう、というインスピレーションを受けました。今では私の会社は100以上の作曲家が参加してくれて4,300以上の音楽素材を公開しています。

ME: アーティストはどこの人たちなんですか?

BL: 私の会社はノルウェイにありますが、曲を提供してくれる作曲家やプロデューサーは世界中にいます。アイスランド、タンザニア、英国やアメリカ、インドの人もいるしアルゼンチンの人も。まだまだいます。

ME: Lynne Publishingはどんな集団でしょうか?

BL: そうですね、私たちは若くてクリエイティブな作曲家、音楽家、プロデューサーの混合体でしょうか。みんなで新しくて多様性のある音楽、多くはインストルメンタルですが、たまにはヴォーカルの入るトラックを作っています。みんな、自分たちのやっていることを積極的に楽しんでいます。だから結果的にいろんなジャンル、ポップ、ロック、フォーク、クラシカル、アムビエント、エレクトロニカ、テクノ、などなどの素晴らしい作品が出来上がるのだと思います。

ME: あにたが全部をひとりで仕切っているのですか?

BL: フルタイムで働いているのは私ともう一人います。プロジェクトによって人手が必要な時はその時その時にフリーランスの人を雇っています。

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ME: なるほど、大分様子が分かりました。それでは今取り掛かっている事についても話していただけますか。

BL: いくつかプロジェクトがあって、ひとつは、とっても才能のあるアルゼンチンのギタリスト、7本のナイロン弦を使った特別なアコースティックギターを使う人なんですが、彼の作品を収録したまったくの生ギターだけのアルバムを作ることです。とっても温かい音楽を作曲して演奏もする人なんですよ。

それから、テネシーのナッシュビルにいる人で明るくて気が晴れるような所謂「昼間のテレビ用の音楽」を作っている人のアルバム制作もしています。どんな音楽かというと、まあ、the Ellen Degeneres showとか Friendsとかお昼のエンタメ番組向けの音楽です。演奏はフルバンドを使っていて、録音は今のところ上出来です。

あとは、クラシック音楽のスペシャリストで指揮もする人で、モーツァルトとかチャイコフスキーとかヴィヴァルディなどの有名な曲を録音している人もいます。この人は年間に数曲のペースで新しい曲を登録してくれています。

こんなふうに、色々なタイプの音楽制作に関わっています。ですので平均すると月に30から40の新しいトラックを公開しています。

ME: それはとっても充実していてエキサイティングですね! いろいろなさっている中で何が一番楽しいですか?

BL: 作曲したりプロデュースしたりする他には (私は500曲以上の作品を書いて録音しています)、もっとも喜びを感じるのはたくさんの才能ある人たちと一緒に仕事ができて、世界中の同好の仲間たちと芸術的な視点やアイデアを交換したりできることですね。

現代では色々な人たちと繋がることはとても簡単です。それぞれが世界のどこにいようとも、私たちは毎日コミュニケーションを取っています。インドの人とも、アルゼンチンの人とも、アメリカ、英国、ドイツ、スカンジナビア、どことでもです。それが今一番楽しいことじゃないかな。

ME: 自分たちの作品はどのように差別化していますか?

BL: 私たちは世界中に散らばっているいろんな年齢の作曲家や音楽プロデューサーの「集団」ですので、そうですね、私たちの作るものはとっても広いヴァラエティを持つ過去と現在の音楽からインスピレーションを得ている、と言ったら良いでしょうか。いかなるジャンルのどこの時代のものでも素晴らしい音楽の数々が私たちに新しいものを作るインスピレーションを与えてくれている、と。

ME: その中でも特にお気に入りの作品とかプロジェクトとかはありますか?

BL: 正直に言うと、私が作曲してプロデュースもして特に気に入っている曲は、ストック音楽としてもロイヤリティフリー音楽としても公開していないんです。それは何故かというと、まあ、なんというか、ストック音楽向きではないからです。

CDでリリースした “The Gods Awaken”というアルバムはとっても気に入って満足できる作品です。これはプログレッシブロックと言うか、クラシック音楽に刺激を受けて作ったファンタジーロック音楽とでもいうような作品です。この音楽はまったくストック音楽にはならないものなので、モーションエレメンツには登録されていませんが、iTunesなどの音楽販売サイトでは扱っているものです。

ストック音楽として公開したものの中では、そうですね、たくさんあるけれど、歴代ベストセラーなのは Comfort Pulseという曲です。これは複雑でも無いし難しい曲でもありませんが、ビジネスプレゼンテーション用途とかテクノロジー向けにはとってもよく使われています。年間を通してよく売れていて今でも大人気なんです。

ME: それでは最後の質問です。もし一生に一度の夢のようなプロジェクトが与えられて、一つの機材だけ使って良いと**言われたら、それは何ですか?そしてその理由は?**

BL: 私は今まで数千のサウンドエフェクトを録音してきましたが、古いけれど信頼している愛機「Zoom H4 ポータブルサウンドレコーダー」以外の選択は有り得ません。

Lynne Publishingの作品はこちらでご覧いただけます MotionElements Artist’s Page.

Lynne Publishingの自社サイトはこちらです lynnepublishing.com

また、彼らのブランドShockwave-Soundのサイトはこちらです shockwave-sound.com