グリーンバック(緑背景)、ブルーバック(青背景) は、人物を撮影する祭に、背景を抜き、他のものと合成することが予めわかっている場合に、撮影対象のみを切り抜きやすくするために撮影背景としてよく使われる手法です。

白背景で撮影してしまうと、例えばライトがよくあたっていてより白く見える肌、また、服などの撮影対象の一部に使われている白い部分等も同時に切り抜かれてしまう可能性があります。

それを避けるためにグリーンバックやブルーバックで撮影をするようになったのですが、ではそもそも、なぜグリーンとブルーなのか、また、どういったシチュエーションでどちらを使用したら最も適切か、みなさんはご存知でしょうか?

肌色の反対色は?

肌の色は一般的に黄みがかっている、または赤みがかかっていることが多く、寒色系が肌色という人はまずいません。背景と撮影対象を切り離す祭に、肌色の反対色(補色)が背景に使用されている方がより撮影対象と背景を切り離しやすい、という利点があります。黄色の反対色は青、赤の反対色は緑となるため、人物を撮影する際には、青や緑を背景色に使用する、という根拠があります。

グリーンバックとブルーバック、どんな時にどちらが適切?

日本人を含むアジア人の黄色人種の補色は青であるため、アジア人のみを撮影する場合にはブルーバックを使うと良く、白人の肌色はピンクの要素を持つのでグリーンバックを使うと良い、というのは有名な話です。

しかしながら、実際のところそこまで厳密な違いは出ないという話もあり、ブルーもグリーンも同様に使われることが多いようです。肌色よりもむしろ、やはり後に切り抜くことを考え、モデルの服装や身につけているものの、髪の色により背景色を決める、という方が望ましいと言えます。

他にも色を選択する理由として、ライティングの光量がグリーンはブルー程必要ないので背景を大きくとりたい場合にはグリーンの方が有利、また、グリーンの方がノイズが少ない、といった理由からどちらの背景色にするのかというのを選ぶのも良いようです。