複数のプロジェクへの利用を検討しているライツマネージドライセンスの動画素材クリップの購入を想像してみてください。はじめに、最初の広告では全てがスムーズにいくように思えますが、2つめの広告に同じ素材を追加費用なしでは使用できないことに気がつくでしょう。これに直面したら、ロイヤリティフリーの動画素材を購入しておくべきだったということがいえます。

動画素材や映像素材を購入する際、購入者が目にする3つのタイプのライセンスがあります。ライツマネージド(RM)、エディトリアル使用、おそらく最もよく目にするロイヤリティフリー(RF)です。ライセンスに伴う様々な権利や制限は、特に動画素材の初心者にとっては少し複雑です。 ニーズにそぐわないライセンスへの支払いを避けるために、各ライセンスについて知っておくべきことをご紹介します。

ロイヤリティフリー(RF)

ロイヤリティフリーライセンスはライツマネージドライセンスと正反対のものです。ロイヤリティフリーライセンスは一度の支払いで、追加費用なしで無期限の上何度でもどのプロジェクトにも使用できる構成になっています。複数のプロジェクトに使用できるこの柔軟なシステムは、定期的に素材を使用する場合、クリップの購入時のみの支払いになるので、長期的にみればコストの面では効果的といえます。

ライツマネージドクリップとは異なりロイヤリティフリークリップは、クリップの解像度がクリップの価格に影響するので、クリップの使用法について懸念する必要はありません。例えば、高校のプロジェクトに標準解像度のクリップだけが必要な生徒は、大予算映画に1920×1080のHD解像度の同じクリップが必要な有名監督よりも少額を払うことになるでしょう。

ライセンスの条件内ですが、ロイヤリティフリークリップは購入者の好きなように使用することができます。初期ライセンス料を支払えば、国内でも、世界中のテレビ局でも、将来の映画でさえも、追加費用無しで利用できます。そのうえ、購入者は同様に今後のプロジェクトに素材を使用できる権利があります。しかし、クリップはまだ元のアーティストの所有物であるため、元の素材の転売や自分の物だと主張できませんのでご注意ください。

ライツマネージド(RM)

ライツマネージドライセンスは、動画素材クリップの独占使用ができ、試用期間に限定があります。ライセンスは使用ごとの支払いになるので、1つのプロジェクトにのみ、一定期間、特定の地域で利用が可能です。基本ライツマネージドライセンスは同ライセンス下で複数の顧客への販売と使用ができます。しかし、独占使用のオプションも有しており、その場合は20~30%を支払う必要があります。購入者のプロジェクト期間中にそのクリップを所有することから、他のバイヤーは同じライセンスを購入できないことを意味します。ライツマネージド独占ライセンスは、唯一のクリップを購入して、競合他社と同じクリップの使用を防ぎたい時に最適です。

ライツマネージドには厳しい制限が伴うため、バイヤーは動画クリップの使用目的や、クリップが表示された媒体など、クリップの最終価格を決定するために使用場所だけではなく使用期間などを開示する必要があります。例えば、動画クリップを地元のテレビ広告スポットで6ヶ月間使用する場合、丸一年国際広告キャンペーンで使用されるよりも価格はかなり安くなるということです。

各ライツマネージド動画クリップには独特なライセンスがあり、特に正確な使用目的やクリップの所定料金が明記される点です。試用期間の決定後、バイヤーはライセンスの更新オプションを有することになりますが、クリップの使用状況が変わるようないかなる変更もライセンス料の変更につながります。

エディトリアル使用

動画素材を購入する際、「エディトリアル限定」または「エディトリアル使用」と免責事項に記されたファイルもいくつか見かけることでしょう。このライセンスの映像素材は、プロジェクトのタイプにかなり限定があります。商業目的の動画制作への使用は固く禁止されており、エディトリアル限定動画を使用する最善の場面は、ドキュメンタリーやニュース、または社説作品の一部です。エディトリアル限定クリップの購入にかかるコストは、たいていライツマネージドやロイヤリティフリーよりも安価です。

エディトリアル使用権は、サイズや配置、試用期間、地域のような使用上に厳しい制限がライツマネージドのようにあります。また、他の機関もバイヤーができる編集内の制限がある場合があります。クリップのトリミング、色補正、コンテンツの操作などいかなるポストプロダクション編集ができないことを意味します。

また、プロジェクトへのエディトリアル限定動画の使用は、制限のないファイルをプロジェクトに使用するかどうか決定を下す映像制作者や、映像作者に代わって制限のない素材を扱う映像素材代理サイトには扱いにくいかもしれません。しかし、たいていの制限がない代理サイトでは、クリップから認識できる物や人をぼかしたりします。 そのため、特定のブランド、人、場所などの引用ができません。

動画素材のバイヤーとして、あなたのプロジェクトに本当に必要な物がなかったり、払う必要のないものにまで余分に払ってしまうことがないよう、購入を検討しているものがニーズに合っているかどうかきちんと確かめることが必要です。そのためには、様々な種類のライセンスについて知り、理解することが重要です。しかし、会社ごとに仕様が異なるように、動画素材の使用法について権利や制限も異なる場合があるので注意しておくことが大切です。そのため、購入する前に各サイトの同意書やライセンスポリシーをよく読んでおくことを常に覚えておいてください。