生活の中にデジタル音源は溢れています。
通勤・通学の途中でイヤホンで音楽を聞いたり、パソコンで音楽を流したり。動画編集という環境でもデジタル音源との縁は切ることができません。
映像と音を合わせたり、別な音をつなげたり、エフェクトをかけたり。
デジタル音源にはWAV、MP3、AAC、WMAなど様々な形式があり、動画編集ソフトに対応してるものや、そうでないものもあります。

では、動画編集をしていてよく耳にするであろうWAVとMP3。
この2つは何が違うのか?、どういう用途で使い分けるものなのか?
今回はそれについてご紹介いたします。

音の波

 

音は振動の『』です。
デジタル音源を音楽編集・動画編集ソフトなどに取り込むとこのように表示されます。

これを拡大すると・・

更に拡大すると・・・

見ての通り、綺麗な波の形になっています。
これらの波を波形と言います。
波を音程と時間で非常に細かく区切って、デジタルデータ化したものがWAVやMP3などと呼ばれています。

ビットとヘルツ

 

オーディオ機材の説明などでよく、ビットヘルツなどの単語を聞くと思います。
このビットとヘルツとは以下のことを指します。

ビット(bit)→量子化ビット数、音の大きさを何段階で表すか
ヘルツ(Hz)→サンプリング周波数(サンプリングレート)、音を1秒間にどれだけ細かくするか

 

例えばよく耳にする数値として、8bitというのは高音から低音までの音域を2の8乗=256分割して音を記録します。
これが16bitになると高音から低音までの音域を2の16乗=65536分割します。

ヘルツなら、例えば22.1kHz(キロヘルツ)は1秒間の音を22100分割します。
これが44.1kHzならば44100分割。

つまり、ビットとヘルツがの数値が高いほど音の情報量が多いということになり、必然的に高音質となるのです。
因みに、CDのデジタル音源の規格は16bit/44.1kHz、DVDは16bit/48kHzなどに設定されています。
また、最近よく耳にする『ハイレゾ音源』というのは更にその上を行き、24bit/96kHzや24bit/192kHzなどのものがあります。
つまり、簡単に言ってしまうと、「物凄く高音質」ということですね

WAVとは

WAVはPCM音源と呼ばれ、非圧縮のデジタル音源のフォーマットです。
WAVEとも呼ばれます。
音を圧縮しない為、CDの音源とほぼ変わらないほど非常に高音質です。
しかし、WAVには大きな欠点があります。
高音質にするほど、音の情報量が多くなり、ファイルサイズが大きくなるという点です。
どれくらい大きいかと言うと、5分ある音源のファイルサイズが50MBになってしまうほどです。

MP3とは

圧縮されたデジタル音源のフォーマットの一つです。
人間の聴き取りにくい音域などのデータを間引くことによって高い圧縮率を得る、人間の聴覚心理を利用した非可逆圧縮方式を採用しており、音楽CD並の音質を保ったままデータ量を約1/11圧縮することが可能です。
WAVは5分の音源で50MBですが、MP3であれば5MBほどに抑えられます。
また、非可逆圧縮方式を採用してることによって、WAVをMP3に変換させた音と、WAVをそのままファイルサイズを落とした音とでは、同じファイルサイズでもMP3の方が圧倒的に音質は高いです。

WAVとMP3 動画編集でどうやって使い分ける?

では、動画編集をする際、WAVとMP3どちらで編集した方が良いのか?
例えば、何かの動画を撮影をする際、カメラマイクとは別にICレコーダーなどで録音することが多いと思います。
ファイルサイズは大きくなりますが、撮影の段階から音声を音質の良いWAVで録音しておくのがベストです。
大は小を兼ねる。
ファイルサイズが大きくて動画編集の際に編集ソフトの起動が重くなる、と感じられたら(そんなことは滅多にないと思いますが)MP3に圧縮するのは簡単です。
MP3で録音してしまった音声をWAVに変換したところで、音質が良くなる訳ではありません。

 

しかし、これも場合によります。
例えばTwitterやInstagramなどに上げる短い動画を編集するのであれば、撮影の際の録音の形式はMP3でも十分です。
Twitterに高画質・高音質の動画を上げても、Twitter側で自動的に小さいサイズに再エンコードしてしまうからです。

DVDやBlu-rayなどの高画質・高音質の映像を作成するのであれば、WAVで録音した音声を使用することをオススメします。

WAVをMP3に圧縮するには?

 

動画編集する時MP3の方が軽くて編集しやすい、という時がありましたら、WAVをMP3に圧縮してみましょう。
圧縮方法はいくつかあります。
今回は簡単にWAVからMP3に変換できるWEBサービスをご紹介します。

 

OnlineVideoConverter


https://www.onlinevideoconverter.com/ja/convert-wav-to-mp3

WAVをMP3・AAC・OGG・WMAなど15種類以上のフォーマットに変換してくれるWEBサービスです。

 

Online Audio Converter


https://online-audio-converter.com/ja/

動画フォーマットを含む 300 種類を超える様々なファイルフォーマットに対応。
mp3、wav、m4a、flac、ogg、amr、mp2、および m4r (iPhone 着信音用) に変換可能です。

 

WAVとMP3。
動画編集で使用する際は、WEBにアップロードするのか、DVDなどのクオリティの高さを求められるものを作成するのか、目的と用途をしっかりと見極めて使い分けましょう。

 
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